VCの赤本シリーズ8作目はサイバーエージェント・ベンチャーズ(以下CAV)代表取締役社長の田島聡一氏をお迎えする。 CAVの投資方針はアジアに幅広く注力していくというのは業界では周知の事実であり、田島氏のキャリアの話はCAVのHPやthe incubatorのインタビュー記事に譲るとして、本誌ではより田島氏の核心に迫りたい。 代表取締役自らも現在進行中の複数の案件を担う 代表取締役ともなると、チームマネジメントが主な業務である印象を受けるが、田島氏はプレイヤーとしてもいくつかの案件を担う。「プレイヤー感覚がなくなるのは良くない。 日本のVCのトップマネジメントは、メンバーが上申してくる案件の審査をする役割を担っているケースが多いが、海外の著名VCはトップ マネジメント自らが率先して案件を取りにいき、自らが成果を出している」(田島氏) 現在田島氏が主担当として関わっているのは6社。本誌でもお