異国でうまれた好奇心 うんちの行方は コテージの底をのぞくと…… インド洋に浮かぶ、リゾート地として有名な島国モルディブ。水上コテージでの滞在がイメージされますが、国土の99%が海であるなか、排泄物の処理はどのようにされているのでしょうか? 現地を訪れたライターの我妻弘崇さんがモルディブのトイレ事情を調べました。 異国でうまれた好奇心 『うんちの行方』(新潮社)という新書がある。 下水を嗅ぎ、汚水処理場に潜り、“5分でうんちが飲料水になる”最新技術に触れるなど、うんちにまつわる疑問を徹底取材した、いたって真剣にうんちの行方を追った良書である。 その著者である神舘和典さんと西川清史さんに企画背景を伺った際、 「例えば、モルディブなどの高級リゾートでは海に浮かぶコテージがありますが、うんちの処理はどうなっているんだろうか、とか、地下深い地下鉄の駅の下水はどうなっているのか。水は高きから低きへと