挑戦者の前に三つのドアが現れます。下の画像のようなドアです。 この三つのドアの向こう側には、車が一台とヤギは二頭のどれかがあります。ただし、どのドアの向こうに車もしくはヤギがあるかは挑戦者には分かりません。司会者のホール氏は知っています。 挑戦者はこのドアの中から一つを選んで、それが車の場合にだけその車を手に入れることができます。 まず、挑戦者は何の情報も与えられずに、一つのドアを選びます。 ここで終わりではありません。挑戦者がドアを選んだら、司会のホール氏は残り二つのドアからヤギのドア(ハズレ)を選んで開けてみせます。※必ず、ハズレを開けます。 これでハズレのドアは一つ開かれたので、車のドア(アタリ)は今挑戦者が選んでいるドアか、残りの一つのドアということになります。上の画像でいうと、一番左か真ん中のドアが当たりです。 ここで、ホール氏は挑戦者に、 「今選んでいるドアをもう一つのドアに変
統計やっている人からするとなんら特別な話でもないのかもしれませんが。知人がこんなことを言っていたんですよね。 ワシントン州の独身男性の平均資産が急に500万円ほど増えたと。 なぜだかピンときますかね。 ・コロナの影響 ・お金持ちの独身男性が一気にワシントン州に増えた ・独身男性の定義が変わった ・急激なインフレによる報酬の増加 他にもあるかもしれませんが、抽象度の大小あれど色々原因の仮説は浮かびます。 が、 上記はどれもはずれです。 正解は何だと思います? 答え:ビルゲイツが離婚したから ビルゲイツの資産額はググった数字ですが、14兆円とのことです。 離婚したので、その数字が平均値を一気に押し上げたと。 一つの突出した数値がある場合、平均値を見るだけでは状況を把握しづらいって良い例です。こういう場合は中央値を見る必要があると。 中学、高校の先生なんかが嬉々として引用しそうなエピソードですね
執筆:荻原 和樹 ここまでの連載では、データ可視化の実務やコツについて解説してきました。今回は、そもそも私たちがなぜデータ可視化を学ぶのか、について私が考えていることをお伝えします。 人はデータを「読む」ことができない「データを読む」「データの読解力」といった表現は日常的に使われます。しかし、本当に私たちは数字で表されるデータをそのまま「読んで」いるのでしょうか? 試しに、以下のデータを数字のままで読んでみてください。 筆者作成これらの数字を読んで、データの概要や傾向、何を表しているかが理解できるでしょうか。 答えはこちらです。 筆者作成最初にお見せした数字は、平面上のハートを構成する点をXY座標で表したものでした。画像であればハートだと一目でわかるデータでも、数字をそのまま提示されるだけで理解できる人はほとんどいないでしょう。私は今までにいくつかの講演でこの数字を見せたことがありますが、
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