はじめに 指数関数の導入にマンガ「ドラえもん」を用いる授業については多くの楽しい実践があり,生徒に強い印象を与えるようであ る。それは指数関数のもつ恐るべき性質が,かれらの世界観を大きく変えてしまうからである。 「ドラえもん」の話の概要は次のようなものである。くりまんじゅうを腹一杯食べたいというのび太の願いをかなえるため, ドラえもんは躊躇しながらも,5分ごとに個数が2倍にふえていく「バイバイン」という薬をかけてしまう。最初は喜んで食べていたのび太も,しだいに食べきれなくなって,あわてたドラえもんはくりまんじゅうを風呂敷につつみ,ロケットで宇宙のかなたに捨ててしまう。 マンガはここで終わってしまうが,増加するくりまんじゅうのその後を考えさせることが,この関数の大切な性質を学ぶうえ で重要なポイントとなるのである。「ドラえもん」はとてもよい教材だと思うので,ここではこの話を現代物
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