静岡鉄道は10月1日、静岡清水線の大規模なダイヤ改正を行う。15年ぶりに急行運転を復活させるのが柱で、利便性向上を図り新規顧客を掘り起こす。平日の通勤・通学時間帯に当たる午前6〜8時台に限り、新静岡方面に「通勤急行」、新清水方面に「急行」をそれぞれ運行する。新静岡―新清水間の所要時間は16〜17分と、同時間帯の普通列車に比べ5〜6分短縮できる。 通勤急行は13本で、途中停車駅は桜橋、狐ケ崎、御門台、草薙、古庄、日吉町。急行は9本運行し、県総合運動場、草薙、御門台、狐ケ崎、桜橋駅に停車する。いずれも乗降客が多い駅という。新静岡―県総合運動場間は区間運転を増やし、急行が停車しない駅への乗り換えもスムーズにできるよう配慮した。 平日夕方は6分間隔で運行する。10月5日に大型商業施設「新静岡セノバ」が開業することを踏まえ、新清水方面の土、日、祝日の午後7時台や平日の午後8時台を増便するなど、買