微分方程式を解く方法の1つに「定数変化法」があります。 この定数変化法、とても有用な方法なのですが、実際に途中で何が行われているのか、 そのカラクリがいまひとつ見えにくい方法でもあります。 まずは具体例で見てみましょう。 以下は、空気抵抗のある物体の落下速度を求める微分方程式です。 dV(t)/dt + νV(t) = g t=時刻(変数)、V(t)=落下速度(求めたい関数)、ν,g=定数 とにかく上のパターンにあてはめれば答が出てくるのですが、 なぜこれで答になるのか、想像が付きますか? 私が最初に知ったときには、特に、上で「Why」と書いたところの意味が全くわかりませんでした。 疑問1:Cという定数を、やおらC(t)という関数に置き換えているが、これは一体何をやっているのか。 疑問2:「斉次解」+「特解」=「一般解」って、一体どういうこと? もし私が教科書の類を一切見なかったとしたら、