頓智・(とんちどっと)が開発したiPhone用拡張現実(AR)アプリケーション「セカイカメラ」が2009年9月24日に公開された。このセカイカメラが予想以上に面白くて驚いている。そのために「iPhone 3GS」を購入してしまったほどだ。 筆者は,6月に発売した「ARのすべて」という書籍(写真)の編集を担当した。この作業を通じて,セカイカメラがどのようなものとして登場するのかは,大体予想できていたつもりだった。アイデアは優れているし,技術的にも興味深い。一方で,サービスとしての魅力はどうだろうか・・・と,少々疑問に思っていた部分もあった。 しかし,実際に体験してみると,ワクワク感は期待以上だった。 位置にひも付いた非同期コミュニケーション セカイカメラの面白さの本質は“位置にひも付いた非同期コミュニケーション”だろう。それをAR的なユーザー・インタフェースで体験できる。 過去にその場にいた