忘れられないゴールというのがある。 そして忘れられてしまいそうなゴールというのもある。 どんなに素晴らしいゴールでも、 その試合に負けてしまったことで記憶の片隅に追いやられてしまうことがある。 特にその試合が負ける以上の悲しい結末を迎えたとき、 なかなかゴールだけが語られることは少ない。 だが、実はとても美しいゴールなのだ。 玉田圭司はそういうゴールを決めた。 2006年6月22日、日本はブラジルとの一戦を迎えていた。 ワールドカップのグループリーグの2戦を終え日本は1分1敗。 ベスト16進出のためには2点差を付けて前回大会の王者を倒さなければいけない。 そんな相手に向かいながら、チームは不安を内在していた。 1999年ワールドユースで準優勝に輝いたメンバー、 ヨーロッパで活躍していた中田英寿、中村俊輔など豊富なタレントを揃えたものの 大会前には「海外組」と「国内組」の対立などが報じられ、
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