東京地裁(平木正洋裁判長)は18日、鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で在宅起訴された元公設第1秘書・勝場啓二被告(59)の初公判を3月29日午後1時半からと期日指定した。 起訴状によると、勝場元秘書は2004〜08年分の同懇話会の収支報告書で、個人献金と政治資金パーティー券収入の約65%にあたる計約3億5900万円について虚偽記載したとされる。また、首相の関連政治団体「北海道友愛政経懇話会」の収支報告書についても、05〜08年分で、首相の実母と姉から年間各150万円の計1200万円の献金を記載せず、パーティー券収入も約3千万円水増しして記載したとされる。 会計責任者の元政策秘書(55)は略式起訴され、罰金30万円、公民権停止3年の略式命令を受けた。