ブランド本は数あれど・・・ おすすめブランド本3冊最近はブランドに関する本が山ほどあります。いったいどういう視点でどんな本を選べばよいのか?特におすすめのブランド本3冊をご紹介します。 ● ブランド理解を図る4つの問い 現在、ブランドについてどの程度知っているか? 以下の4つの問いに答えてみてください。 1.ブランドとは何か? 2.ブランドは企業に何をもたらすのか? 3.強いブランドである条件とは何か? 4.強いブランドはどのように構築すればよいのか? いかがでしょうか?上記1,2についてはClose Upバックナンバー「ブランドとは何か?」でかなり平易に触れてありますので、そちらをご覧ください。 ブランドは入口こそやさしいものですが、相当奥の深いものです。 それ故に、様々なブランド本が出ています。 私もブランドに関する仕事をし、様々なブランド本を見てきました。 今回は特にその中でもおすす
友人である中川淳一郎さんから今年の2月頃に「今、インターネットに関する本を書いている」と聞いて「それは楽しみだ。出版された必ず買うよ」といった会話をしました。4月になって新聞の朝刊の書籍広告欄に中川さんの名前があったので「お、ついに、あの時、書いていると言っていた本が出版されたのだな」と思ったのですが、その横に書かれている書名を見て「これは、まいったな」とつぶやいてしまいました。何しろ、その本のタイトルが『ウェブはバカと暇人のもの 現場からのネット敗北宣言』というものだったからです。 自分が商売のフィールドに選んでいるジャンルが「バカと暇人のもの」と決めつけられて嬉しい人はいないでしょう。「必ず買うよ」と約束していなければ、読まずに無視したかもしれません。 しかし約束は約束だし、友人である中川さんが、タイトルはともかく、いったいどんなことを書いているのか、興味を抑えることも出来ず、その日の
『ロングテール』 「売れない商品」を宝の山に変える新戦略クリス・アンダーソン 著/篠森 ゆりこ 訳ISBN:4-15-208761-7定価:本体1700円+税早川書房本書では、AmazonやGoogleといった、Web 2.0的企業の成功について“ロングテール”をキーワードにひも解いていく。“ロングテール”とは、端的に言うとニッチ市場を指し、それがネットによって開拓された果てにもたらされる経済効果を評価している。要するに“塵も積もれば山となる”結果、膨大な利益につながるということなのだが、筆者はこれを経済のみならず、社会や心理学的視点からも斬り込んでおり、興味を引く。 また、筆者は「すべての市場において、ニッチ商品はヒット商品よりもはるかに多い」「ヒットしない商品を集めればヒット作に匹敵する市場がつくれる」など、ビジネスを逆説的に捉える。こうした筆者の視点は、当たり前のようで実は見逃しがち
『ユーザ中心ウェブサイト戦略 仮説検証アプローチによるユーザビリティサイエンスの実践』武井 由紀子、遠藤 直紀 著ISBN:4-7973-3352-9定価:本体2,800円+税ソフトバンククリエイティブ企業のウェブサイト構築をマーケティング的視点から解説する一冊。ビジネス効果をもたらすサイト構築を、戦略の策定から設計、デザイン・開発、運用・評価のプロセスに沿って、どのように成功に導くかを、実際の企業例を挙げながら、道筋立てて指南していく。 “サイトのゴールはサイトをアップすることではなく、想定するユーザーに使ってもらいビジネス効果を上げることである”という一節で表現されているとおり、本書は徹底したユーザー視点を最後まで一貫して主張する。さらに“どのように”ユーザー視点に立ち返ることができるのかまで深く斬り込み、実践例を次々と紹介していくので、単なる方法論に留まらず、より実用的な書に仕立てら
ドン・タプスコット、アンソニー・D・ウィリアムズ 著井口 耕二 訳ISBN:978-4-8222-4587-0定価:本体2,400円+税日経BP社 本書のタイトルである「ウィキノミクス」とは、「ウィキ」と「エコノミックス」を合成した造語である。たとえウィキというシステムのことは知らなくても、ウィキを用いて編纂された百科事典「ウィキペディア」については、一度や二度は聞いたことがあるのではないだろうか。 さて、本書ついてその「ウィキペディア」には『階層型の指揮命令系統をとる組織によって構成される旧来の世界に対し、ウェブを通じた無数の人の協働(コラボレーション)によって成立する世界を「ウィキノミクス」と定義。ウィキやブログ、SNSなどウィキノミクスを支えるツールの活用によって起きている現象について解説している』と記述されている。 本書の内容をつきつめて要約すれば、ウィキを初めとするツールをベース
佐野 正弘 著ISBN:978-4-8399-2476-8定価:780円+税毎日コミュニケーションズ 「プロフ」「モバ」「パネェ画」「メーリス」。“まえがき”でいきなり出される問い。これらの用語の意味は? いずれも携帯電話向けのインターネットサービスから生まれたという。気になるのなら、それだけで一読の価値はある。私自身すべての正確な意味は知らなかったし、聞いたことがない言葉も2つ。しかし恥じる必要はない。タイトルにあるように、大人が知らない世界なのだから。 一言でインターネットといっても接続する端末が違うと、ユーザーの年代や考え方、使い方は大きく異なる。著者は利用形態から2分類した。携帯電話でネット利用が可能になったのは1999年2月のNTTドコモによるiモードサービス開始時。iモード以前からPCでネットを利用していた層は「PC世代」、iモード以降にネットに触れた層が「ケータイ世代」となる
著者の梅田望夫氏は、前著『ウェブ進化論』でGoogleに象徴される技術進化が新たな時代を開くと楽天的に唱えた。ベストセラーになった前作と2冊一組になるのが本書である。こちらではより直接的に、これからの時代の「生き方」「働き方」、そして「知的生活の送り方」を梅田流に説いている。 ネットを使えば、より速くさまざまな知識を得ることができるようになり、それほどのリスクもなく好きなことだけをして食っていくことも可能になった。もちろん努力は必要だし、ちょっとやそっとでへこたれない強さ、折れないしなやかさも必要だ。だが、これまでにはあり得ない生き方や働き方が可能になったのだ。 さて、そのような時代にどう生きていくか。それが問題である。著者は「自分がしたいこと」を徹底的に内省し、それをこなしながら生き抜いていくことを実現するために、ひとつひとつやるべきことをなしていったという。このあたりは特にフリーランサ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く