Genevieve Bell氏が「Amazon Echo」を自宅に持ち帰ってから最初にやったことの1つは、Echoにタイマーをセットするよう頼むことだった。Echoが安心感を与える穏やかな女性の声で返事をした後、Bell氏は同端末に「ありがとう」と言った。 Intelで長年、文化人類学者兼コーポレートストラテジストとして働いているBell氏は、「最後にGoogle検索に『ありがとう』と言ったのは、いつだったか」と尋ねた。「発する言葉というものには、どこか人間味がある」(同氏) Bell氏の体験は、Googleが独自のデジタルアシスタント(「Google Assistant」という分かりやすい名前が付けられている)開発を目指す新しい取り組みに伴う、可能性と危険性の両方を浮き彫りにしている。同社はGoogle Assistantに、人間と自然な双方向の会話をできる能力を持たせたいと考えている。
![グーグルの対話型アシスタント「Google Assistant」--成功の鍵を握るのは「人間性」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/01bdd82a3d5e2c46253bceeb3df8c730c2078f58/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fstorage%2F2016%2F06%2F03%2F88d96ff0a5d1e8776cfe2ca333d0428b%2Fgettyimages-512138811_640x480.jpg)