Facebookは普通の企業ではない。そう考えると、同社の新規株式公開(IPO)も当然、ありきたりなものになるはずがない。 数日中にも、Mark Zuckerberg氏とその友人たちはNASDAQのベルを鳴らすことになる。われわれは、インターネット企業としては史上最大規模のIPOを目撃するだろう。Facebookは100億ドル以上を調達する見込みで、その評価額は1000億ドルを超えるだろうと筆者は予想している。 今回のIPOで最も素晴らしいのは、これらがすべて、自身の企業を完全に掌握する28歳の最高経営責任者(CEO)の指揮の下で行われるということだ。投資家の中には、IPOに対するZuckerberg氏の頓着しない態度に不満を述べる者もいるが(Zuckerberg氏がスーツを着ていないことに苦言を呈するなど)、このIPOにかかわりたがる投資家はいくらでも存在する。 FacebookはIPO