MicrosoftのCEO(最高経営責任者)Steve Ballmerは、ある上級エンジニアから「Microsoftを退職してGoogleに入社する」と聞かされて激怒し、椅子を投げつけ、激しい口調でGoogleの「抹殺」を誓ったという。米国時間2日に公開された裁判資料から明らかになった。 この話は、ワシントン州の法廷に提出された資料のなかで明らかにされたもので、MicrosoftとGoogleが繰り広げる幹部移籍をめぐる戦いの最新のエピソードだ。7月にMicrosoft幹部のKai-Fu LeeがGoogleに転職したことをきっかけに始まった両社のこの戦いは、その後激しさを増してきている。 Microsoftのシニアエンジニアで、2004年11月にやはりGoogleに転職したMark Lucovskyは、2日に公開された宣誓陳述書のなかで、同氏がBallmerにGoogleへの転職を打ち明