「児童ポルノは…」書店員の衝撃の一言 2007年11月22日 実話です(いつも実話ですけど)。 記事は98年6月18日の朝刊文化面に掲載された 98年6月、私は東京・高田馬場の書店に行きました。国会に上程された「児童買春・児童ポルノ禁止法案」についての取材です。「ポルノか否かの線引きが曖昧(あいまい)」との理由で法案の手直しを求めた日本弁護士連合会や出版業界団体、それに反論する提案者の議員や警察庁担当者などから話を聞き、加えて「児童ポルノ」(にされようとしているもの)を扱っている書店の声も聞こう、との狙いでした。 事前にアポは取らず飛び込み取材。1軒目は40代くらいの店員さん(男性)。日本人の女の子の名前がついた写真集を指し「ホントは東南アジアの子。法律ができたら? 問屋に返品しますよ」。 そして2軒目。絶版となった写真集(1冊数万円)がレジ奥のケースに飾られているその店で、30代とおぼし
電車の中で化粧をする女性が昨今、批判されている。しかし、先日もっとすごいものを見た。 小学校の高学年とおぼしき少年が、地下鉄の中で勉強に没頭していたのである。鞄(かばん)を横の座席に置き、その上にジャンパーをのせ、筆箱などの勉強道具一式を周囲に配置して、膝(ひざ)に問題集を広げている。座席を1・5人分占領したその空間は、驚くほどプライベートな感じだった。近くには立っている老人もいたが、少年は気にも留めるようすもない。 その少年は地下鉄での勉強に慣れているらしく、駅到着前のアナウンスが聞こえてくると、ぴたりと勉強をやめて片づけにかかった。勉強道具を鞄にしまい、ジャンパーをはおって立ち上がると、どんぴしゃのタイミングで扉が開いた。少年は周囲には目もくれず、いちばん先に電車を降りて、目指す方向(おそらく塾だろう)へ歩み去った。 彼は利発そうな顔立ちで、成績もきっと優秀にちがいない。身なりも裕福そ
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