SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)最大手の「ミクシィ(mixi)」を通じて薬物の密売が行われる事件が発生した。売買の交渉が行われたのは、薬物についての「コミュニティ」(ミクシィ上のグループ)。しかも、事件発生後の現在でも同種の「コミュニティ」は多数存在しており、ミクシィの管理能力が問われる問題になりそうだ。 ミクシィ内のコミュニティで売買交渉 熊本県警は2007年6月28日、ミクシィに不正アクセスし、向精神薬「リタリン」を違法に販売したとして、不正アクセス禁止法違反、電磁的記録不正作出・供用罪、薬事法違反、麻薬取締法違反の容疑で、横浜市青葉区のA容疑者(24)を逮捕した。 県警によると、熊本県植木町の女性が「ミクシィにログインできない」と県警に相談。県警は不正アクセスがあったと見て捜査していた。その後、捜査を進めていくうちに、A容疑者が浮上。女性がA容疑者と以前に別のSNSで