会議には誰もが悩まされている。鈴木健は冒頭でこう書く。 できれば、この世から会議を一切なくしたい。 これだけで会議がうまくいくというコツを、「たった一つ」だけ伝授するというのがこの本の趣旨である。たった一つなので、薄い本になった。たった一つなので、どんなコツなのか、もう言ってしまっていいだろう。 「会議はその場で議事録を作るためにある」 たしかに160ページほどの薄い本ではあるが、「議事録ドリブン」という鈴木が提唱する「究極の会議」方法については思想から実践プロセス、各種議事録作成ツールにいたるまで詳述されている。「会議のやり方」を考えたり、会社の中でチームでの「会議のやり方」を変える提案ができ実践できる立場にいる人は、この本を読んでみるといいと思う。 特に、大学生や大学院生で、会議というものに対する先入観念なしに、これからまっさらな気持ちで、進んだネット環境も駆使しつつ、リアルで複数の人
![鈴木健著「究極の会議」 - My Life Between Silicon Valley and Japan](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4ce0cd6b9333f30a0755bc7d01fdf15412ed1692/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51SD-YSe9CL._SL160_.jpg)