秋葉原通り魔事件で刃物所持に対する警戒が強まるなか、アーミーナイフを所持していた男性を任意同行しようと10人以上の警官が取り囲む騒ぎが、15日午後、都内中央区の路上で起きた。ナイフの大きさが銃刀法の規制対象外だったことから男性は無罪放免となったが、市民のあいだで治安維持に協力しようとするモラルの低下しつつある嘆かわしい現状が、あらためて浮き彫りになったかっこうだ。 警視庁佃署によれば、騒ぎが起きたのはこの日午後1時すぎ。警ら中の巡査が中央区佃の高層マンション前でひげ面マッチョの怪しげな男を発見。呼び止めて職務質問したところ、所持品からスイスアーミーナイフが見つかったため銃刀法違反の疑いで任意同行を求めた。しかし、男性が 「これは仕事道具」 「大きさも銃刀法に違反しない」 などと主張。同行を拒否したため、一時は応援の警官が10人以上も駆けつけて押し問答の騒ぎとなった。 警官側は「どうしてPe