2008年04月21日01:00 カテゴリCode 物語は心のワクチン 実は、この議論において私はあえてあることを無視している。 404 Blog Not Found:陵辱が対ダンコーガイがOKで対小飼弾がNGな理由 なぜ、フィクションでは「何でもあり」が許されるのか。 かけがえが、あるからだ。 読者の、心はどうなのか、だ。 確かにフィクションにおいては、任意の地点まで物語を「巻き戻して」別の物語を「分岐」させることも可能であり、また実際に行われている。ゆえに物語そのものは「かけがえのある」ものと言っていいだろう。 しかし、物語に触れることによって変わってしまった読者の心というのは、その意味においてかけがえがない。私自身、七瀬三部作をを読む前と読んだ後では、別の人間になったという自覚がある。それに限らず、優れた物語は優れた物語であるほど、「かけがえのない傷」を読者に残す。 私は、以前こう書