和月伸宏についてちょっと考えよう 僕が和月伸宏論を書こうと思ったのは、もちろん「武装錬金 9巻」が発行されたからだ。和月伸宏の「武装錬金」は、Wikiの該当項目を見れば分かるが、一種のカルト的な人気を誇ったもののアンケートが悪くて打ちきりになった作品だ。 武装錬金 - Wikipedia そのカルト的な人気は、ネット上でも散見することができる。とりわけ武装錬金を終わらせないために単行本をまとめ買いする読者も現れて失笑を買いつつも愛された作品であることが非常によく分かる。 NOT_FOUND 404 以前のmemoで書いたようにあまり漫画論・社会論で触れられていないが、和月伸宏がそのデビュー作である「るろうに剣心」で実体を与えた「不殺」というキーワードは、実は90年代を代表するキーワードなのではないかと、僕は思っている。 ◆90年代キーワード 新世紀エヴァンゲリオン「理解不能な社会」 永遠の
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