今、空前のカフェブームが巻き起こっている。休日には、どこも満席で入れない「カフェ難民」が続出するほどだ。そんなブームをけん引するのが、2006年に台湾で誕生し世界で2000店舗以上を展開するティーカフェのゴンチャ。お茶にフルーツやタピオカなどのトッピングを加えたアジアで定番の甘いティーが人気を呼んでいる。日本には2015年に上陸した。店舗は年々増え続け、現在約160店舗。国内で1000店舗の出店を目指し快進撃を続けている。2018年にタピオカブームが到来し連日大行列ができるほど人気を集めたが、2年ほどでブームが終焉。さらに、同じタイミングで新型コロナ禍も直撃し経営に大きな打撃を受けた。そうした中、2021年に就任したのが角田淳社長。過去に日本サブウェイを立て直した実績を持つ。タピオカブームの終焉や新型コロナ禍など逆風に打ち勝ち、成長を続ける角田流経営術に迫る。