どうして子どもにケータイを持たせるななんて時代錯誤な報告書が出るのか悩んだ。だいたい教育再生懇談会なる懐古趣味的な名前から間違っているのではないか。学力崩壊の理由ってゆとり教育だけじゃなくて、先生のいうことを聞いて、いい学校、いい会社を目指せば立身出世できるという右肩上がり成長の物語が終わったこともあるのに、そこには目を向けず年寄りが寄って集って懐古趣味に走っている。 だいたい昔は「末は博士か大臣か」なんていったもんだけど、いまどき博士になって幸せかは疑問だし、就職活動中の東大情報系の院生に話を聞くと教授が博士課程に進学して欲しいと考える俊才ほど最近は博士までいってもキャリアパスを描けないことを知って、修士卒で外資系金融やコンサル、GoogleとかIBMの研究所に流れるらしい。それで何割が幸せになれるかは分からないけどねー。こんな時代に深く考えずいわれた通りに勉強し、大企業とか目指す方がマ