スタンドアロン型リッチクライアントとは? 野村総合研究所 情報技術本部 主任研究員 田中 達雄 2005/9/9 昨年から今年にかけリッチクライアントは普及期に入ったと筆者はみている。現在、数多くのリッチクライアントが提供されるとともに適用件数も増加傾向にあり、今後ともリッチクライアントの普及率は増加していくだろう。 そんなリッチクライアントであるが、これまでにあまりにも多くのリッチクライアントが登場し混沌(こんとん)とした状態にある。今後成熟期を迎えるに当たり、いくつかのリッチクライアントに淘汰されていくとは思うが、まずは、現存する多くのリッチクライアントを分類し、その特徴を整理していきたいと思う。 リッチクライアントはご存じのとおり、操作性の悪いHTMLベースのクライアント(以後、「HTMLクライアント」と呼ぶ)に対するソリューションの1つとして進化を遂げてきた。そのため、HTMLクラ