頭脳労働者にスポットライトを当て、それをコンピュータのメカニズムになぞらえる形で、仕事が遅くなる原因と、その解決法を探る。 梅津信幸『仕事を加速する技術』(ソフトバンククリエイティブ刊) コンピュータで、仕事の実行が何らかの原因で遅れることを「ストール」と呼ぶ。このストール状態をできるだけ減らすことを目指して、現在のコンピュータはひたすら発展してきた。 コンピュータに比べると、人間は頭脳労働をしている間に、実によくストールする。そのうえ、人間には、さんざん迷ったあとで「先送り」という選択肢がある。たっぷり1時間悩んだあとで、「やっぱり来週に時間が取れそうだから、来週にしよう」などとなる。 これは、来週にデコード段階からまた時間が繰り返され、1つのことに時間を二重に消費することになる。これによって、仕事のスピードがぐっと下がってしまう。(p.32) 表紙のイラストに「How to Accel
![5分で読むビジネス書:『仕事を加速する技術』──あなたの仕事が前に進まない3つの理由 - ITmedia Biz.ID](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/944a552616d032ce32ed402e6d4ceafc2860324e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fbizid%2Farticles%2F0710%2F16%2Fks_book13.jpg)