<この記事はネタバレを含むが、バレているものが本当なのか分からない(たぶん、誰にも分からない)。なので、安心して読んで欲しい> ドノソ『夜のみだらな鳥』は、読めば読むほど分からなくなる。 「読むクスリ」とも言える中毒性が高い傑作だ(『百年の孤独』よりも酔えるぜ)。もう3回も読んだのに、蠕動するストーリーに呑み込まれ、もみくちゃにされ、おぞましい感覚だけを残して茫然となる。 これ、一人で読むから混乱するのではないか? つまり、読書会でみんなで攻略すれば、全容をつかめるのではないか。最後まで読んでも分からなかった謎や、回収されていないように見える伏線、あるいは物語構造そのものの見落としが、目玉2つよりも二十四の瞳の方が拾えるのではないか。 そんな期待を軽々と越えてくる読書会だった。 全員が共通しているのは「カオス」の一言だけで、後は種々雑多な感想が飛び出てくる。 面白いのは、同じ一つの小説なの

