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Diaryと創作に関するwebmarksjpのブックマーク (2)

  • 宇宙戦艦アキバ - ハックルベリーに会いに行く

    1.パシューと音を立てて、通信室の扉が気化した。つかつかつかと、急ぎ足の藤堂が音も高く入ってくる。扉は、今度はぶんと唸りを上げ、一瞬にして元の固体に戻った。「呼んだか?」「あ、艦長、お待ちしておりました」山田がマイクロ反重力装置(MRGS)内蔵の宇宙椅子から立ち上がった。藤堂を先導して、直径二メートルほどもある球状の三次元モニターの前に立つ。「こ、こちらをご覧下さい」そこには、現在地から一千万キロメートル圏内の立体宇宙図が浮かび上がっていた。縮尺は一千万分の一。中央の白い光点は現在地。右手前下方にある青い光点が地球。そして左奥上方、ちょうど現在地を中心とした地球の対角に、ポツンとオレンジ色の光点が一つ、示されていた。「どういうことだ?」「ブンダー卿が『山手ライン』を突破しました」藤堂は、ポカンと口を開けて山田を見た。「バ……カな……ありえない」しかしレーダーは、紛れもなく卿の戦艦が、地球

  • 携帯物語 - wHite_caKe

    半年前に買ったばかりの携帯を紛失した私が、泣く泣く新しい携帯を購入したときの話です。 「シロイさまの場合は、前回の機種変更から12ヶ月経過していませんので、こちらに表示されている価格に更に一万四千円プラスしての機種変更となりますが、よろしいですか?」 いちまんよんせんえん…… よろしいわけないよね? だってそれ、英世に換算したら14人ってことじゃん。バレーボールチーム二つ作って対戦できちゃうよ? しかも両チーム一人ずつ補欠メンバーを擁することまでできるよ? それほど大勢の英世が私の元を去っていくなんてことが、よろしいわけないだろうがぁぁぁぁぁぁぁ! という言葉が喉まで出かかったのをぐっとこらえ、私は消え入りそうな声で「はい……」と答えました。 「ああ、そういえば携帯を紛失されたお客様用に同一機種・同一カラーの携帯購入の場合に限り、一万四千円がプラスされないサービスもございますが、もしかして

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