光学・分析機器開発のスカラは5月21日、眼鏡に装着して映像を楽しめる超小型ディスプレイ「Telegrass T3-F」を開発したと発表した。「2メートル先の28インチ相当」の画面を表示でき、片眼式のため周囲の視界も確保でき、外出先での利用もしやすいのが特徴。主に産業向けに初年度3000台・30億円の販売を見込むが、個人向けにも22日から同社Webサイトで販売する。価格は9万8000円(税別)。 0.24インチ23万画素(320×240ピクセル)の液晶ディスプレイを搭載し、iPodなどの携帯プレーヤーと接続して映像を楽しめる(音声はヘッドフォン)。電源は外付けの単三形乾電池×2本を使い、連続2時間の連続使用が可能としている。 本体は伸縮式で、非使用時は短くなって眼鏡の側面に収まっているが、使用時はボタンを押すと本体が伸び、ディスプレイ部が目の前に現れるギミックを備えている。本体の重さは約35