5月14日から10日間,不正アクセスを受けてサイト「価格.com」を閉鎖していたカカクコム。5月24日にセキュリティ対策を終えた一部のサイトを再開した。だが同社の不正アクセス対応を巡っては,侵入手口を公開すべきと指摘する声も少なくない。今回の対応の真意について,穐田誉輝・代表取締役CEO(最高経営責任者,写真=5月25日の会見時のもの)に聞いた。 --不正アクセスが発覚した5月11日時点で,なぜ即座にサイトを閉鎖しなかったのか。 今から振り返れば,そうすべきだったと思う。だが当時は,何が原因か特定できないままサイトを閉鎖することは,多くのユーザーや出店者に迷惑をかけてしまうと考えていた。それよりは,サイトを運営しながら理由を突き止めて対策を打つのがよいと判断した。それが発覚してから3日間,サイトを閉鎖しなかった背景にある。 11日に不正アクセスを受けた時点では,被害の実態が把握できなかった
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