いわゆる「Webアプリケーション」のセキュリティに関する問題を論議する「Web Application Security Forum(WASF)」が、7月8日に都内で第2回のカンファレンスを開催した。同カンファレンスでは、セキュリティ業界ではもはやおなじみの存在であり、WASFの理事でもある産業技術総合研究所の高木浩光氏が講演を行った。 おなじみ高木浩光氏。この日はWASF理事として登場 キーワードジャーナリズムは世間一般への啓発のために有効 高木氏の講演は「増えつつある疑わしいキーワードを斬る〜キーワードジャーナリズムに踊らされるな〜」という題名で予定されていたが、高木氏は冒頭でいきなり「この題名は理事会で決められたものだが、私個人はむしろ『キーワードジャーナリズム万歳』という風に思っており、参加者の皆さんこそ『講演の題名に踊らされるな』と言いたい」と述べて会場を笑わせた。 その上で高木