マイクロソフトは7月29日、次期Windows「Windows Vista」で日本語フォント環境を一新すると発表した。最新のJIS規格に対応するほか、新フォント「メイリオ」を搭載し、可読性を高めるという。 常用漢字表にない「表外漢字」は標準の字体が定まっておらず、2000年12月の国語審議会(現在の文化庁文化審議会国語分科会)が答申した「表外漢字字体表」でようやく基準が示された。 WindowsではJISが1990年に例示した字体を採用してきたが、「森鴎外」の「鴎」、「飴」などで一般の書籍などで使われてる字体と異なる事態が生じていた。 2004年2月に発表された「JIS X 0213:2004」(JIS2004)では、「表外漢字字体表」が示した「印刷標準字体」を全面採用した。同年9月の戸籍法施行規則改正で使えるようになった人名漢字の標準字体はJIS2004から採用されており、JIS2004