YahooとMicrosoftがそれぞれ,先週のSupernova2006 で,マイクロフォーマット(microformats )への積極的な取り組みをアピールした。いよいよ,マイクロフォーマットが立ち上がるのかもしれない。 マイクロフォーマットは,XHTMLにメタデータを持たせようとするもの。コンテンツを構造化する仕掛けで,セマンティクWebへのアプローチの一つとして期待されている。すでに,コンテンツの用途別に幾つかのマイクロフォーマットが作られている。カレンダー用のhCalendar,名刺用のhCard, レビュー用のhReview,ソーシャルネットワーキング用のXFNなどである。こうしたマイクロフォーマットを採用したコンテンツが普及すれば,これまで以上に高度な検索や情報加工が実現することになる。 Yahooは,hCalendar, hCard, そしてhReviewのマイクロフォーマ
What Is RDFという、xml.comに8年前から掲載されている記事がある。Tim Brayによるオリジナル版のあとで2001年にDan Brickleyによる改訂版が出て、またまた今回Joshua Taubererによる再改訂版が登場した。RDFの現在の位置づけやセマンティック・ウェブとの関連を踏まえて新たに書き下ろしたものだが、新改訂版を以前からあるURLで公開し、旧版を別のURLに移動しているのが面白い。 旧版ではRDFを「メタデータを記述してウェブでの検索を高度にするもの」という形で捉えていたが、最新版ではどういう紹介になっているのか、かいつまんで見ていくことにしよう。まず導入部分。 セマンティック・ウェブ(以下SW)では、コンピュータが私達のためにブラウジング(それに探索や照会など…)を行ってくれる。SWは、コンピュータがウェブ上に分散している知識を探し出し、それをかみ合わ
IE7がRSSフィードのXSLTを無視することは以前も書いたが、Firefox 2.0までやってくれるとは。RSSの普及に対応し、特別なスタイル指定がなくてもフィードを読めるようにするという趣旨は分からんでもないが、HTMLのブラウザが作者スタイルシートがあればそちらを優先するように、文書のスタイル指定は尊重するほうが望ましいのではないか。 IE7の場合は、インターネットオプションのContentsタブでFeedsの設定を開き、「Turn on feed reading veiw」のチェックを外せば普通にXSLTを適用して表示できる。それに対してFirefox 2.0のほうは、フィードリーダに何を使うかが選択できるだけで、XSLTを有効にするオプションは見あたらない。しかも、デフォルトのフィードリーダでは、RSSの名前空間の要素のみが表示されて、dc:dateなども無視されるというお粗末さ
昨年10月のバーナーズ=リーのびっくり発言から約4カ月を経て、W3Cに新しいHTML作業部会が設置された。HTML4とXHTML1をベースに、新しい(X)HTML仕様を2010年を目標に策定していく。従来のHTML作業部会はXHTML2作業部会という扱いになる(HTMLとは違う狙いなので、名前を変えることも検討しているそうだ。そりゃ大いに結構)。 Charter(設立趣意書)によれば、この新作業部会は次のものを策定していく。 HTML4を発展させた、ウェブの文書とアプリケーションのセマンティクスを表現する言語 この言語をXMLによって記述(シリアル化)する拡張可能な形態 既存ブラウザの「クラシックHTML」パーサと互換性のある、XMLではない記述形態 この言語のためのDOMインターフェイス フォームその他のUIで用いるための、プログレッシブバー、メニューなどの共通部品 リンクづけられたメデ
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