猫と暮らしてコミュニケーションを学ぶ テラヤマアニ氏の「猫を飼え」という提案が気になるのは、個人的な経験として、かつて猫を拾って一緒に暮らした頃の自分と、今の妻と出会って付き合い始めた頃の自分に、何か奇妙な既視感というか、重なりを感じるためだ。 猫とのコミュニケーションは、対人コミュニケーションが苦手な人にとって、その練習になる。必ずなる。そのつもりでやれば。しかしテラヤマアニ氏の猫に関する説明はいささか乱暴で、あれでは分かる人にしか分からないだろうし、またご本人のサイトではなんだか流れが変わっているので、ここで多少の補足等を試みたい。自分語り風にしてみたが、つまらなかったので没にした。エッセンスだけ箇条書きで。 ●話の前提として 猫は人間の「他者」よりもシンプルなロジックで動く「他者」である、と考えると、猫は「他者とのコミュニケーション」を練習するための格好の相手となりうる 猫は人間の