「恐るべき未成年が現れた。17歳(未踏ソフトウェア創造事業当時)というだけでなく,そのしっかりした洞察力と技術力は,ソフトイーサの登大遊くんを彷彿とさせる」と,未踏ソフトウェア創造事業プログラム・マネジャ 東京大学大学院 情報理工学系研究科 教授 竹内郁雄氏は,上野康平氏を絶賛する。 上野氏は2006年度下期のIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)未踏ソフトウェア創造事業の未踏ユースに採択され,このほど,その成果で天才プログラマー/スーパークリエータとして認定された。18歳の天才プログラマは未踏ソフト最年少である。 上野氏の開発テーマは「物理ベースのレンダリング(3次元CGの生成)を柔軟性を持って行えるアーキテクチャの開発」である。「物理レンダラと非物理レンダラを統合するだけでなく,統合が逆にもたらすいくつかの新しい問題 (シェーダに関わる問題) も一挙に『統合的』に解決してしまった。さ