相撲協会「国技はく奪」突きつけられた 文科省を訪れ、渡海文科相(左)にあいさつする北の湖理事長(共同) 大相撲時津風部屋の序ノ口力士、時太山(当時17=本名・斉藤俊さん)が兄弟子らから暴行されて死亡した問題を受け、文部科学省は28日、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)を呼び出し、問題についての独自調査、関係者の処分、再発防止策の検討など5項目の改善要求を突き付けた。協会の対処が甘いと判断した場合、監督官庁の同省が認める財団法人の資格も取り消す構えだ。国から見放された場合、大相撲は「国技」の看板を失うことから、協会側も対応策を検討し始めた。 日本相撲協会が、国から強烈なダメだしを食らった。刑事事件へ発展必至の重大問題を受け、北の湖理事長は、文部科学省の松浪健四郎副大臣から5項目の要求を突き付けられた。 (1)警察の捜査と並行して真相を究明すること (2)(1)の結果を踏まえ、関係者に必要な