2008年3月16日、暴動が発生している中国チベット(Tibet)自治区の首都ラサ(Lasa)で破壊された店舗と立ちつくす店主たち。(c)AFP 【3月16日 AFP】北京五輪開催によって近代国家としての世界デビューを印象づけ、国際社会からの尊敬、さらには称賛さえも集めたいと夢描いていた中国の指導者たちは、それとはまったく逆に自国宣伝活動の悪夢に直面している。チベット(Tibet)自治区の区都ラサ(Lasa)で前週発生した暴動に対する中国政府の弾圧は、同国内の人権侵害などに対する国際社会の圧力をいっそう招いており、五輪開催国としての栄誉を失墜させかねない。 共産党指導部は非常に立場の悪い状況に追い込まれていると中国専門家らは分析する。パリ(Paris)にある仏国際問題研究所(Centre for International Research)の中国研究者Jean Philippe Beja
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