ダイソンは5月17日、新しいコードレス掃除機「V8シリーズ」を発表した。新型モーターの採用でパワーアップしたほか、コードレスクリーナー最大の課題であったバッテリー駆動時間を従来の倍にあたる40分に延ばすなど、全面的なモデルチェンジとなった。5月27日に発売予定で、価格は7万6800円から。 駆動時間延長の秘密は、新しいリチウムイオンバッテリーと新型モーター「DDM V8」だ。バッテリーは正極材料をNCM(ニッケル、コバルト、マンガン)からNCA(ニッケル、コバルト、アルミニウム)に変更することでエネルギー密度を向上させ、容量も従来の2100mAhから3000mAhへと増やした。一方のV8モーターは、メカニカルな部分こそ従来の「DDM V6」とほぼ共通ながら、制御ソフトのアルゴリズムを変更するなどして毎分最大11万回転を実現。これはDDM V6より1万回転も多い数字だ。