三重県伊勢市の私立皇学館高校1年の男子生徒(16)が、クラスでいじめを受けていたとする遺書を自分のパソコンに残し、自殺していたことが5日わかった。 同校によると、生徒が自殺したのは3日。期末試験を無断欠席したことから、担任が家族に連絡し、父親が午後、自宅に戻ったところ、2階で首をつっているのを見つけたという。 遺書は、自宅にあった生徒のパソコンのUSBメモリー(外部記憶媒体)に残されていた。同級生の暴言や暴力などで精神的な苦痛を受けているとの内容で、かかわっていたとする同級生7人の名前が書いてあったという。 同校の中村貴史教頭によると、生徒は陸上部に所属。これまで学校を無断で休むことはなかったという。いじめの事実を把握しておらず、同校では期末試験が終わる7日以降に全校集会で説明し、生徒らから事情を聞くとしている。