2011年08月10日21:00 文系大学院残酷物語修士篇 カテゴリ週刊メルマガクリルタイ安倉儀たたた Tweet (「週刊メルマガクリルタイ」Vol.31(2010/03/03 配信分) の原稿を再掲) 博士に進むと死ぬしか無いよ!? なんていうのか言わないのか、いわゆる大学院問題が社会問題と化しているらしい。世界が百人の博士だったら、という創作童話の状況は日を追うごとに悪化して、博士に進ませないことが学生に対する優しさだ、とすら言われるようになってひさしいとかなんとか。そんな状況下におけるマスコミその他の言説は博士号取得者の悲鳴を拾い上げつつ微妙に笑いものにもする「博士いじり」の様相を呈しており、虚実おりまぜた創作博士残酷物語は理系と文系の弁別も薄く、ひたすらみんなかわいそうと動物園の動物扱いとほとんど変わらない。 かくいう筆者も、実は国文学関係の大学院博士後期課程に進むことが決定して