KANONに見る医療ミス -TV版 KANON 第1話「雪の少女」による点滴の考察- 2003年早々、友人の指摘により上がったネタ。うぐぅ。 上の図を見ていただきたい。 駆血帯を腕に巻いたまま点滴しとる!(点滴が入らんがな!)。 駆血帯(上図の黒いゴム製の紐。血を止めるためにある。 駆血帯を巻くと、動脈から血は流れるが、静脈は流れが止まり、血が溜まる。採血はこれを利用している。) ひじに点滴を入れとる!(動かすと漏れるやん!)。 等と即ツッコミしたいところだが、我慢して欲しい。ここに映っている患者(Aと仮称)は話の筋により寝たきりで数年間の長期入院をしていると考えられる。 ここで、ある疑問が浮かび上がる。 なぜAはIVH(鎖骨下の中心静脈栄養)を行っていないのか? ということである。 では、まず、なぜIVHを行っていないことが考えられるのか。 維持輸液量を考察する。動画をみると、点滴のスピ