地元A社は貝山さんの件で質問を続けた。 世の中の普通の医師は、他の科の事故の説明など怖くてできない。だが副院長は見識と勇気を兼ね備えた有能な人物のため、脳外科で発生した医療事故についてすらすらと回答していった。 地元A社はその様子を動画サイトにて公開した。これは後に、事実解明のための極めて重要な資料となってゆく。 次に追加3件について・・・ 前院長は退任時に医療事故3件を追加した。だが、副院長はその発表を訂正した。追加3件は医療事故ではないと。なぜなら自然に治癒したからであると。だが、学会は3件を医療事故と認識していた。ここでも市民病院は、学会と異なる認識を世間に披露したのだ。