2010年卒学生の就職活動の苦戦が続いている。就職活動学生の6月末時点の内々定保有率は7割(69.1%)で、5月と比較すると5.6ポイント増加したが、いまだ3割の学生が内々定をもらえずにいる実態が、毎日コミュニケーションズの定点調査で明らかになった。前年同時期と比較すると13.1ポイントの大幅減少となっており、例年ない苦戦が続いている。 文理系及び男女別に見ると、文系男子が70.6%(前年より10.8ポイント減)、理系男子が74.9%(前年より13.4ポイント減)、文系女子が62.6%(前年より15.7ポイント減)、 理系女子が69.3%(前年より13.9ポイント減)で、すべてのカテゴリーで前年同時期と比べ10ポイント以上の減少となったほか、理系の内定率が高く、文系の内定率が低い傾向となっている。 また、特に文系女子の内々定保有率は低く、前年同時期と比較して15.7ポイントの減少となってい