縫いぐるみムハンマド、アニメ制作者に警告 : 国際 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）【ニューヨーク＝吉形祐司】米国のアニメ番組で、イスラム教預言者ムハンマドがクマの縫いぐるみに入って登場するシーンが放送されたところ、イスラム団体のサイトに制作者の殺害予告とも受け取れる文章が掲載されて物議を醸している。 番組は、過激な風刺が売り物の「サウスパーク」。１４日放送の番組では、釈迦やイエス・キリストと共にムハンマドが登場。ムハンマドの姿は最初、「検閲」の文字で隠されていたが、車で別の場所に移動した後で、クマの縫いぐるみに入って登場した。 これに対し、ニューヨークのイスラム団体サイトは、イスラム社会の女性差別を告発する映画を制作して２００４年に殺害されたオランダのテオ・ファン・ゴッホ監督の写真を掲載。アニメ制作者２人に「同じような末路となるぞ」と警告した。 このサイトは、国際テロ組織アル・カーイダの指導者、ウサマ・ビンラーディンを称賛するなどの過激な内容だという。
