YAL-1はアメリカ合衆国のレーザーによるミサイル迎撃試験用の軍用機。アメリカ軍でABL(Airborne Laser、空中発射レーザー)兵器システムとして開発されているメガワット級の酸素-ヨウ素化学レーザー(COIL)を搭載し、ミサイル防衛システムにおいて、主にスカッドのような戦術弾道ミサイルをブースト段階で撃墜するために設計されたミサイル迎撃の実用試験用機である。 開発の進展に伴って、機体は従来計画のボーイングNKC-135Aに代わり、新造のボーイング747-400F型貨物機をベースに各種レーザーやターレット、管制システムを組み込んだものとなった。「YAL-1A」という呼称は、「Airborne Laser OneのA型」という意味の「AL-1A」に、実用段階前の実証試験機を示すアルファベット1文字「Y」が付いたものである。またこの機体YAL-1Aを含めた兵器システムの計画はABL計画