光や音の生じたタイミングを知覚するための神経メカニズムを初めて解明 光や音そのものを感じるより前に遡ってそれらが生じたタイミングを知覚 テレビ通話などの音声と画像遅延の許容範囲の解析などに応用が可能 NICT 脳情報通信融合研究センター(CiNet)の天野薫主任研究員らは、光や音が意識に上るより前の時点に遡って、そのタイミングを知覚していることを発見しました。光や音のタイミングの情報は、別々に処理された感覚情報を対応付ける上で非常に重要な手がかりですが、その脳内処理については分かっていませんでした。光や音などの感覚刺激は、それらによって生じる脳活動の時間積分信号が一定の閾値を超えた瞬間に意識に上ることが知られていますが、本研究により、刺激が生じたタイミングの情報は、同一の積分信号がより低い閾値を超えた瞬間に既に取得されており、その時点まで遡ってタイミングの知覚がなされることが明らかになりま
ポイント 素人20人を対象に4カ月にわたる「5五将棋」の訓練 訓練により素早く無意識に次の最善手を考え出す直観的思考能力が上達 訓練前後で大脳皮質の活動は変化しないが、訓練後には尾状核での神経活動が出現 要旨 理化学研究所(野依良治理事長)は、将棋の経験がない20人の被験者を対象に、将棋を単純化した「5五将棋」の一定の訓練を4カ月間行い、訓練初期と訓練後の脳の働きを機能的磁気共鳴画像法(fMRI)※1で測定・比較しました。その結果、訓練を通じて直観※2的思考能力が上達すると同時にプロ棋士と同じ直観的思考の神経回路が発達することを確認しました。これは、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)認知機能表現研究チームの田中啓治チームリーダーと万小紅(ワン シャオホン)研究員、機能的磁気共鳴画像測定支援ユニットの程康(チェン カン)支援ユニットリーダー、電気通信大学大学院情報理工学研究科伊
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