サイバーエージェントが「役員交代制度」を開始する。同社はインターネット広告代理業や、「アメーバブログ(アメブロ)」などを運営しており、2007年9月期の連結売上高は約760億円、社員数は約1600人だ。 成長途上にある新興企業の場合、役員が20~30代で構成されていることも珍しくない。サイバーエージェントの役員も8人全員が32~36歳だ。 一般的に役員が退任するのは、60歳近く。これでは、他の社員が「役員が20年くらいは居座ると思ってしまう」(藤田晋社長)ため、意欲は削がれてしまう。 また、単純に若手社員の意欲向上だけを考えるなら、役員数を増加させればいい。しかし、「現在の8人が濃密な議論ができる限界の数」(藤田社長)なのだ。 そこで、10月初旬から「CA8」という役員の交代制度を開始する。 CA8のルールは、至って明快だ。「役員数の上限を8人とする」「2年に1度、2人が入れ替わ