PHP では、開発者がクラスのコンストラクタメソッドを宣言することが できます。コンストラクタメソッドを有するクラスは、新たにオブジェクトが 生成される度にこのメソッドをコールします。これにより、 そのオブジェクトを使用する前に必要な初期化を行うことができます。 注意: 子クラスがコンストラクタを有している場合、親クラスのコンストラクタが 暗黙の内にコールされることはありません。 親クラスのコンストラクタを実行するには、子クラスのコンストラクタの 中で parent::__construct() をコールすることが 必要です。 子クラスでコンストラクタを定義していない場合は、親クラスのコンストラクタを継承します (ただし、private 宣言されている場合は除く)。 これは、通常のクラスメソッドと同様です。 <?php class BaseClass { function __constr
再帰関数は、関数の中でその関数自身を呼び出す、ということを行っている関数です。将棋やチェスのようなゲームや、パズルを解くようなプログラムではよく使われ、プログラムをとてもシンプルに、見通しよく記述することができます。今回は、そんな再帰関数をPHPで使った例をご紹介します。 PHPでゲームを作る、というようなことはまずないと思うので、使いどころはか なり限られてしまうのですが、それでも便利に使える場面がないわけではありま せん。 ここではディレクトリ内のファイルをチェックし、そのディレクトリ内に含まれ るファイルサイズの合計を求めるプログラムを作ってみます。 ディレクトリに含まれるのが全てファイルなら、再帰関数でなくても大丈夫です が、ディレクトリ内が階層になっている場合は再帰関数が威力を発揮します。 <?php //PHP4の場合、scandir関数がないので実装しておきます。 if (!
CakePHPを使っていると、データ構造が多階層の配列で管理されていることが多く、一括で処理をしたい場合などに度々再帰処理を実装することがあります。 通常であれば、array_map系の関数を使って再帰的に処理を記述することになりますが、 毎回array_mapを使うのは面倒だし、もっと簡潔に記述したい 個別のグローバル関数・各メソッドを連続して簡単に利用したい という理由で、以下のように記述できるクラスを作成しました。 (クラスのソースコードは最後に記述しています) PLAIN TEXT PHP: // $arrの全ての要素にtrimと半角カナ変換を実施 ArrayMap::create($arr)->trim()->mb_convert_kana('KV'); // $arrの全ての要素に「先頭:」という文字を追加 ArrayMap::create($arr)->sprintf('先頭
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