自分にとってのスーパースター、そして師でもあるイラストレーター木内達朗さんの、実に10年ぶりとなる個展「白と熊」へ、展示最終日である9月22日に駆け込み的に行って来た。 まず「白と熊」という、シンプルながら非常に興味を惹かれる展示名、こちらに興味を惹かれる人は多いと思うが、どうやらこの「白」とは「ニュートラル」や「オープン」といった概念を表しているようで、伝わることが目的である(仕事で描いている) 自身のデジタル作品の事であるとのことだ。 これはすなわちイラストレーションという営みそのものを表現しているのではないかと思う。 それに対しての、非イラストレーション的な絵、つまり人に何かを伝達するといった目的から離れた、プライベートでパーソナルなペインティング =「内に秘めたる本能や野生」というキーワードを、「熊」という比喩で表しているというわけだ。 なるほど、その個展名の通り、仕事で描いた絵と