学校教育では、ソクラテスが「悪法もまた法なり」と言って毒杯をあおいで死んだという、まったく根拠のない虚構ともいうべき作り話を教えている。しかし、じつは彼が言ったのは「自分の哲学に殉じて死を選ぼう」という意味で、「悪法も法なり」とは真逆の意味だ。西洋では「確かに悪法も法ではある。しかし〝法だからといって従うべきではない”」と教えているのである。 ソクラテスが言ったといわれるこの「悪法も法なり」という台詞は、この国だけでしか通用しない捏造である。為政者が自分たちの都合のいいように意味を変え、ソクラテスの思想を全く無視し侮辱すらしている言語道断の誤訳であり、日本人を奴隷化するための仕掛けだ。 http://j.mp/WmhEyN