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  • Facebookは共感装置の夢を見るか?/いま読みかえすフィリップ.K.ディック - デマこい!

    アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229)) 作者: フィリップ・K・ディック,カバーデザイン:土井宏明(ポジトロン),浅倉久志出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1977/03/01メディア: 文庫購入: 70人 クリック: 769回この商品を含むブログ (422件) を見る フィクションは、嘘を通じて世の中の真実を浮き彫りにする。そして嘘が大きければ大きいほど――荒唐無稽な物語であるほど、そこに描かれる真実も重大で質的なものになる。 その点、フィリップ・K・ディックは天才的だ。彼以前のあらゆるSF的なガジェットを利用しながら、自身の思想や価値観を物語へと昇華している。これは私見だが、ディックはSFをあくまでも表現技法のひとつとして――いわば「道具」として位置付けているような印象を受ける。作家的な感性や科学的な見地から「世界」を分析し、そこから得られた「解析

    Facebookは共感装置の夢を見るか?/いま読みかえすフィリップ.K.ディック - デマこい!
  • スタートレックとサマーウォーズのおばあちゃん - 指輪世界の第五日記

    「この前スタートレックを見ててさ、あのサマーウォーズのおばあちゃんのことを思い出したんだよね。彰宏君なんか言ってたでしょあのおばあちゃんのこと。なんだっけあの話?」 「ああ、あのおばあちゃんの性能がなんちゃってで低いって話ですかね」 「そうそれ。もう2年前だけど。思い出してよ」 「僕はしつこいからかまいませんよ。あのおばあちゃんはですね、なんだかんだで性能低いんですよ。だってさ、危機の原因に最も詳しい男が帰ってきたときに、いきなり対話を拒否するでしょう。薙刀突きつけてぶったおしたりして。そんなの危機を解決しようってふるまいじゃないですよね。感情としては、身内からとんでもないことをしでかしたやつがでた怒り、恥ずかしさ、情けなさ、いろいろあるかもしれない。だけど大きな危機であるほど、感情の問題じゃなくなって、自分の直接の感情をおさえて演技、ロールプレイをしなきゃいけなくなる。そうでしょう?」

    スタートレックとサマーウォーズのおばあちゃん - 指輪世界の第五日記
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