今年の7月、恋人が死んだ。 まぁその話は一応ここでは主題ではない。いきなりこんな入り方をされちゃぁそっちの話が気になって仕方ないだろうけれど、詳細は語らないでおく。ちょっとあまりにもプライベートな話になっちゃうからね。 わたしは生きている。なんだかんだ。後追いを考えなかったと言えば嘘になるし、昨晩は体調が悪すぎてクラクラの頭で大泣きしながら、「はやく迎えに来て」と声に出して恋人の名を呼んだりもした。元々不眠気味ではあったけれど、いよいよお薬がなければねむれない身体にもなってしまった。 それでもなぜか、生きている。「わたしなんで生きてるんだろう」って、小学生みたいに単純で純粋な問いの暫定解を、とりあえずこの文章ではつらつらと書いていきたいと思う。 * 「死ぬのがこわいから」。そんなのはわかりきっている。わたしは死ぬのがこわい。恋人は、おそらくさほどそうではなかった。わたしは痛いのも嫌だし、苦