米Postiniは,2006年11月におけるスパム/ウイルス被害状況と2007年の予測を米国時間12月6日に発表した。それによると,スパム・メールの割合が過去最高の93%を記録したという。正規のメール1件につき,12件のスパムを遮断していることになる。 同社は同月,220億件の電子メールをスパムとして遮断した。遮断したスパムの総データ量は86.5テラ・バイトに相当するという。同社が処理したスパムの件数は,過去12カ月間で147%増加しており,過去3カ月だけでも70%増えている。画像やオフィス・アプリケーションの文書を添付したスパムが急激に増えているため,同社のデータ・センターを通過したスパムの総データ量は2005年11月から334%増加しているという。 2006年通期でみると,スパムによる攻撃が“洗練”され,攻撃の数も増加しているという。例えば,2005年には5%未満だった画像スパムとオフ